豪雇用統計(9月)は、就業者増加数▼29.7千人、前月分は大幅に下方修正

昨日の豪統計局の発表通り、オーストラリアの前回の就業者増加数は下方修正されました。
※修正前の数値+121千人から、+32千人への大幅な変更です。豪雇用統計はあまり信頼できませんねえ・・(苦笑)

豪雇用統計(9月)
就業者増加数:-29.7千人(前回:修正後+32.1千人)
失業率:6.1%(前回:修正後6.0%)

出所:豪統計局:Australian Bureau of Statistics
Australia’s unemployment rate increased to 6.1 per cent in September 2014
2014-10-09
AUD_UnemploymentRate_2014-09

FOMC議事要旨(9月16~17日分)は総じてハト派よりとの見立て

FOMC議事要旨に対する市場の反応は、総じてまだハト派よりとの見立てによって、早期利上げ観測がやや後退、ドルが売られ、一方米国株は大幅高で終了しました。

出所:FRB
Minutes of the Federal Open Market Committee, September 16-17, 2014

同議事要旨では;

  • 世界的な景気減速が米国の見通しへのリスクであること
  • ドル高は輸出と成長へのリスクとして、足元のドル高に対する警戒感をFRBが持ち始めていること
  • 「相当な期間」の文言を残したことについては、(ゼロ金利を維持する)コミットメントと受け止められ(政策決定が)指標次第ではないと誤解される可能性があり、フォワードガイダンスの変更はデータ次第との見方が大半であり、次回のFOMCで変更(削除)される可能性を残していること

などが明らかになりました。

FRBがドル高への警戒感を持ち始めていることをうけて、ドルが売られ、ドル円は108.20円あたり、ユーロ円は137円後半、ユーロドルは1.27前半で推移しています。

IMF世界経済見通し下方修正(米国の一人勝ち追認)で、今後の為替相場はどう動くか?

IMFの世界経済見通し下方修正で、昨日の欧米市場・今日の東京市場と、円売りポジションが巻き戻されていますが、今後の相場予測について、著名アナリスト豊島逸夫氏の日経のコラムをメモしておきます。

IMFショックで円107円台に上昇
出所:日経 2014/10/8

  • 7日発表のIMFによる2014年世界経済見通しで、日本経済成長率は1.6%から0.9%へ0.7ポイント下方修正ドイツも1.9%から1.4%へ0.5ポイント引き下げ。一方、米国は1.7%から2.2%へ0.5ポイントの上方修正中国経済は7.4%に据え置かれたが、市場ではチャイナリスクは依然強く意識されている
  • 米国経済の一人勝ちが追認されたことでドル高加速かと思えば、7日の欧米市場でドルインデックスは一時の86台突破から85.7台まで下落。ユーロ・ドルは1.26水準をはさみ、若干ながらユーロ高ドル安に転じている。円も一時107円台に円高が進行
  • ホットマネーはこれまで蓄積したユーロ売り・円売りポジションを抱え、買い戻しのタイミングを虎視眈々と狙っていた。そこに発表されたIMF経済見通し。これまでユーロ売りを誘発してきた「欧州デフレ懸念」が活字となり追認されたところで、市場の要因としては「ファクト」となり、陳腐化した。こうなると「噂で売ってニュースで買い戻す」という常とう手段の出番
  • さらにIMFの世界経済成長3.3%への減速予測はグローバルな成長懸念を高め、投機筋の円売りポジションを買い戻すキッカケも与えた
  • 対照的に、年金基金などのリアルマネーはIMF予測をドル買いのお墨付きとして受け止める。投機筋はチャートや先物市場の取組高で動くが、リアルマネーが動くにはこのお墨付きが必要。投機筋の動きは速いがリアルマネーの動きは遅い。しかもFX取引のようなレバレッジはかけないから、当座の市場への影響は薄い。しかし通年でみればジワリ、ボディーブローの如く効いてくる。15年に向けてドル買いトレンドは変わらない。リアルマネーのドル買いにより、より根強いトレンドとなろう。
  • 世界経済減速を正直に映す商品価格は下落が顕著。原油はブレントまでが90ドル大台の攻防となり、WTIとの値差も極端に縮小。金は生産コストを下回り1200ドルを割り込んだ。投機筋の買い戻しとインドの安値買いで若干反騰したものの、ドル高・欧州中国需要減退の地合いは変わらない。
  • 株価も不安定。米雇用統計大幅改善には素直に反応したが、世界景気減速・ドル高の米国市場への影響を測りかねている

豪統計局、先月・先々月の雇用統計を修正へ

豪統計局は7月・8月の雇用統計を修正する方向、と発表しました。
理由は、季節調整作業のための季節変動パターンが昨年と異なると結論付けたため、としています。

これで先月の異常に良かった数値(統計開始以来で最大の就業者増加数、失業率も予想以上に改善)が下方修正されると思われます。
(先月の雇用統計は、発表の時点で市場では懐疑的な見方が優勢でしたね。)

今月の豪雇用統計の発表日は、明日10/9(木)です。

ABS to change seasonal adjustment of monthly labour force estimates
出所:豪統計局:Australian Bureau of Statistics 2014-10-08

英鉱工業生産/製造業生産は、前年比+2.5%/+3.9%でほぼ市場予想通り

英鉱工業生産
前年比(8月):+2.5% (前回:+2.2%)
前月比(8月):0.0% (前回:+0.4%)

英製造業生産※
前年比(8月):+3.9% (前回:+3.5%)
前月比(8月):+0.1% (前回:+0.3%)

※「製造業生産」は「鉱工業生産」の中の主要部分です。
下のチャートで分かる通り、今年は鉱工業生産全体よりも製造業生産の伸びが大きくなっています。

出所:英国家統計局:Office for National Statistics (UK)
Index of Production, August 2014
2014-10-07
GBP_ProductionOutput_2014-08