豪政策金利は、予想通り2.5%据え置き

RBAは事前予想通り、政策金利(キャッシュレート)を2.5%で据え置きとしました。

出所:オーストラリア準備銀行(RBA)
Statement by Glenn Stevens, Governor: Monetary Policy Decision

The exchange rate has declined recently, in large part reflecting the strengthening US dollar, but remains high by historical standards, particularly given the further declines in key commodity prices in recent months. It is offering less assistance than would normally be expected in achieving balanced growth in the economy.
『豪ドルは最近、主にドル高によって減価した。しかし、特にここ数か月のコモディティ価格の下落からみて、豪ドルは過去の標準的水準よりもまだ高く、経済のバランスを維持した成長に通常期待されるよりは支援が少ない。』
seisakukinri_2014-10-07

今週のスケジュール(10/6~10/10)

10/6(月)
(日)日銀金融政策決定会合(~7日)

10/7(火)
(豪)RBA理事会、政策金利発表
(日)日銀金融政策決定会合(黒田総裁定例記者会見)
(英)鉱工業生産、製造業生産

10/8(水)
(日)国際収支
(中)中国HSBCサービス業PMI
(米)FOMC議事要旨

10/9(木)
(豪)雇用統計
(ユーロ圏)ECB月報
(英)BOE理事会、政策金利発表
(南ア)製造業生産
(米)新規失業保険申請件数
(その他)G20財務相・中銀総裁会議(~10日)

10/10(金)
(日)日銀・金融政策決定会合議事要旨
(ユーロ圏)ドラギ総裁発言
(トルコ)鉱工業生産

トルコ経済の最大のリスクは?

国際通貨基金(IMF)がトルコ訪問後に、トルコ経済の最大のリスクを指摘、という記事をメモしておきます。
(これで今月の政策決定会合での利下げの可能性は後退?)

トルコ経済、新興市場への資金流入急減が最大リスク=IMF
出所:ロイター 2014-10-06

  • 国際通貨基金(IMF)は3日、トルコ経済にとっての最大のリスクは、新興市場への資金流入が急激に落ち込むことだと指摘。
  • IMFは代表団によるトルコ訪問後に出した声明で、同国の金融政策は現在5%のインフレ目標の達成に集中する必要があると強調。3日に発表されたデータでは、同国の9月の消費者物価の上昇率は前年同月比8.86%だった。前月よりも結構改善しましたけどね)
  • IMFはまた、トルコにとって基礎的財政黒字を増やすことが重要とし、金融財政の安定を維持するマクロプルーデンス政策を強化すべきだと訴えたトルコは財政規律が比較的維持できているという記事を先日紹介しました)
  • さらに、同国経済は緩やかなペースで成長を続け、2014年のGDPは前年比3%増になると予想。ただ、政策が変わらなければ、将来の経済のパフォーマンスは直近よりも弱まる可能性が高いと警告

Pepperstoneが日本撤退(日本居住者へのサービス提供を停止)

すでに各所で記事になっていますが、まだご存じない方のために下にメールを貼り付けておきます。

いやあしかし残念です。Pepperstoneは良質な業者と思いますよ。スプレッドは狭いし、スリッページも(私は小ロットなので)気にならないし、入金も便利だし日本語ヘルプデスクの回答は超速いです。
他の海外業者も遅かれ早かれとなると・・・MetaTrader用の口座はアルパリジャパンくらいしか良さそうなの思いつかないですねえ・・・・・ああ残念。
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日本在住のお客様へ重要なお知らせ
Pepperstoneお客様各位
平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
ここ数ヶ月、Pepperstoneではオーストラリア証券投資委員会(ASIC)と密接に協議を行い、特に日本在住のお客様へのサービス提供に係る弊社の規定について話し合いを進めてまいりました。
現在、Pepperstoneでは、日本の第一種金融商品取引業者としての許認可を取得していないため、同許認可を取得するまでの間、日本在住のお客様へサービス提供を行うことが適切ではないとの決定に至りました。
上記決定を受け、本日2014年10月2日(木)以降、日本在住のお客様からの新規口座開設をお受けすることが出来なくなりました。また、既存のお客様に関しましては、2014年12月31日(水)までお取引を続けて頂くことは可能ですが、12月31日の全ポジション決済・口座閉鎖に向けて保有ポジションの管理を行って頂きますようお願い致します。
なお、こちらの決定は、日本在住のお客様のみ対象となります。
今後の流れ
2014年10月2日 日本在住のお客様からの新規口座開設の受入を停止
既存のお客様に関しましては、サーバー時間の2014年12月31日01:00(日本時間 8:00AM)までお取引頂けます。
2014年12月31日 全ての保有ポジションは、サーバー時間の2014年12月31日01:00(日本時間 8:00AM)に、その時点でのマーケットプライスで強制決済となり、 お客様の取引口座の取引機能は無効となります。口座残高は、そのまま口座に残りますので、 お客様のご希望のタイミングでご出金頂けます。
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トルコ経済の強みは、健全財政と金融システムの安定

トルコ経済に関するマネースクウェア・ジャパン西川氏のコラムを紹介します。長期的には、この2点は確かに安心材料ですね。

一方で新興国通貨は目先の変動にもより目を配る必要があります。昨日発表されたCPI(9月)は結構微妙な水準に下がりました。もし今月の理事会で利下げが再開されると、トルコリラは大きく下げる可能性があることに要注意です。(国内政治では、来年の総選挙に向けて利下げ圧力が働いています。)

案外知られていない!? 「トルコ経済」の意外な”強み”とは?
出所:MyNavi 2014-10-03

  • トルコ経済の「強み」は、まず若年人口比率が高く、欧州・アジア・中東をつなぐ地理的優位性を有していること
  • 一方で「弱み」は、慢性的な経常赤字、つまりは外国の資金に依存した経済ということ。昨年5月にFRBが金融緩和縮小の可能性を示唆した際、資金流出懸念から株式や通貨が売られた「フラジャイル・ファイブ」の一国であったことは記憶に新しい。インフレ率は2ケタに近く、中央銀行のインフレ目標5%を大きく上回る。
  • 案外知られていないトルコ経済の意外な強みは、第一に、財政規律。IMFによれば、トルコの2013年の財政赤字は名目GDP比1.5%にとどまる。2000-01年の経済・金融危機の際、同10%を上回っていたが、IMF支援のもとで改革を進め財政健全化が進行。また政府債務残高は名目GDP比で趨勢的に低下、2013年末で36%。ユーロ圏は90%近く、日本は200%超。財政規律が保たれるなかで、経常赤字ということは、国内の投資が国内資金で賄われていないということ。だからこそ外国資金の呼び込みに力を入れる結果となる。ただ、TCMBによると、昨年5月までの1年間にトルコに流入した外国資金の約3分の2が証券投資などの短期資金つまり「逃げ足」の速い資金。対して、直近1年間はほとんどが直接投資などの長期資金で資金流入の安定度が増している。
  • 第二に、金融システムが比較的安定していること。これもIMF支援のもと改革を進めた結果。トルコの銀行全体の自己資本比率は11.2%。リーマン・ショックを契機に資本増強を進めた米国の11.8%には及ばないが、日本やドイツの5.5%を大きく上回る。リーマン・ショックを含む2007年から現在までの期間に、銀行の破たん・救済がなかった国はOECD34か国の中で唯一トルコだけ。
  • 財政が健全であり、金融システムが安定しているのであれば、トルコがユーロ圏のような債務危機や、リーマン・ショックのような金融危機の震源地にはなりにくい。もちろん新興国である以上外的ショックには敏感。FRBのQEが終了して、利上げ開始が現実味を帯びた時に、トルコが「フラジャイル」でなくなったかどうかが試される